Appleのワイヤレスイヤホンを購入しようとすると、多くの方が悩むポイントが「AirPods Pro 3とAirPods 4、どちらを選ぶべきか」ではないでしょうか。Pro 3は2025年9月発売の上位モデルで39,800円、AirPods 4は2024年9月登場のスタンダードモデルで29,800円。価格差は10,000円ですが、ノイズキャンセリング性能やバッテリー持ちに大きな違いが存在しています。
実は、この2機種は「同じAirPodsシリーズ」でありながら設計思想がまったく異なる製品。Pro 3はカナル型(耳栓型)でシリコンイヤーチップを使い密閉感と遮音性を重視した構造で、AirPods 4はオープンイヤー型で耳への圧迫感が少なく長時間装着向けの設計になっています。SNSでは「Pro 3のANCが神すぎる」「AirPods 4の軽さに戻れない」といった両方を推す声が飛び交っている状況。どちらが自分に合うのか、スペックと実際の使用感から掘り下げてみましょう。
- AirPods Pro 3とAirPods 4のスペック・価格を詳細比較
- ノイズキャンセリング性能の実力差
- バッテリー持続時間と充電方法の違い
- 通勤・ジム・在宅ワークなどシーン別のおすすめ
スペック比較表で見るAirPods Pro 3とAirPods 4の違い
| 項目 | AirPods Pro 3 | AirPods 4(ANC搭載モデル) |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 39,800円 | 29,800円 |
| 発売日 | 2025年9月19日 | 2024年9月20日 |
| チップ | H2チップ | H2チップ |
| 装着タイプ | カナル型(シリコンイヤーチップ) | オープンイヤー型 |
| ノイズキャンセリング | 最大4倍のANC | ANC搭載(標準レベル) |
| バッテリー(ANC ON) | 約8時間 | 約4時間 |
| ケース込み合計 | 約36時間 | 約20時間 |
| 防水防塵 | IP57 | IP54 |
| ヒアリングエイド | FDA認証済み | 非搭載 |
| 心拍センサー | 搭載 | 非搭載 |
| 充電方式 | USB-C / MagSafe / Qi | USB-C / Qi |
バッテリー持続時間は2倍、ノイキャン性能は最大4倍、防水等級もIP57対IP54と、スペック上の差は歴然としています。とはいえ、AirPods 4にはオープンイヤー型ならではの快適さがあるため、単純な上下関係では語れない部分も見逃せないポイント。
ノイズキャンセリング性能は体感で分かる4倍の差

AirPods Pro 3のノイズキャンセリングは、Appleが「最大4倍」と公式発表しているとおり、前モデルのPro 2から大幅に強化された仕様になっています。電車内のアナウンスや空調音、カフェの雑談など、日常のさまざまなノイズを高い精度で低減してくれるため、音楽への没入感が段違いに高まるでしょう。
対するAirPods 4のANC搭載モデルも一定のノイズキャンセリング機能を備えていますが、オープンイヤー型の構造上、物理的な遮音効果はカナル型に及ばないのが実情。ちなみに、AirPods 4には「ANC非搭載モデル」(21,800円)も存在しており、ANC搭載モデル(29,800円)との差額は8,000円となっています。
通勤電車でのANC体感をシミュレーション
朝7時台の満員電車を想定してみましょう。Pro 3を装着すると周囲の話し声やレールの走行音がほぼ聞こえなくなり、ポッドキャストの内容に集中できる環境が生まれます。AirPods 4のANCでは「騒音が少し和らぐ」程度の効果にとどまるため、ボリュームを上げたくなることもあるかもしれません。たですし、駅のアナウンスに気づきやすいのはAirPods 4の利点でもあり、安全面では一長一短と言えるのではないでしょうか。
バッテリー持続時間で見る日常の使い勝手

日常的な使い勝手に直結するバッテリー性能には、かなりの差が開いています。AirPods Pro 3はANC ON状態で約8時間の連続再生に対応しており、片道1時間の通勤往復に加えてオフィスでの使用も含めた1日分を十分にカバー可能。
AirPods 4はANC ON時で約4時間の連続再生にとどまります。片道1時間の通勤で行き帰り2時間使うと、残りは2時間程度という計算に。在宅ワークで長時間BGMを流す使い方をする場合、途中でケースに戻して充電するひと手間が生じるでしょう。
意外と見落としがちなのが、充電ケース込みの合計バッテリー容量の差。Pro 3のケース込み合計は約36時間、AirPods 4は約20時間で、約1.8倍のギャップが存在しています。出張や旅行で充電器を持ち歩きたくない方にとっては、この差は無視できないレベルではないでしょうか。
充電方式にも地味な差がある
どちらもUSB-CとQiワイヤレス充電に対応していますが、Pro 3はMagSafe充電にも対応している点が見逃せないアドバンテージ。Apple Watch用の充電器でも充電できるため、旅先で充電器を1つ減らせるメリットは地味ながら大きいものがあります。
音質・装着感・健康機能のリアルな違い

音質はPro 3が一枚上手の仕上がり
Pro 3はカナル型の密閉構造を活かし、低音域の迫力と空間表現に優れた音質を実現しています。Apple Musicのロスレス音源やドルビーアトモスの空間オーディオとの相性が抜群で、ライブ会場にいるような臨場感を味わえるでしょう。一方のAirPods 4は中音域のクリアさに定評があり、ポッドキャストや通話での音声の聴き取りやすさではPro 3に引けを取りません。
装着感はAirPods 4に軍配が上がる理由
実際に3〜4時間連続装着してみると違いが顕著に現れます。AirPods 4のオープンイヤー型は耳への圧迫感がなく、装着していることを忘れるほどの軽快さ。Pro 3のシリコンイヤーチップは遮音性に優れている反面、耳の形状によっては2時間程度で違和感を覚えるケースもあると言われています。古くからイヤホン文化が根付いている日本では、通勤時間が長い分だけ装着感の好みが購入判断を大きく左右する傾向にあるようです。
健康機能はPro 3だけの独自領域
AirPods Pro 3には、FDA(アメリカ食品医薬品局)が認証したヒアリングエイド(補聴器)機能と心拍センサーが搭載されています。AirPods 4にはこれらの機能が一切含まれていないため、健康管理への関心が高い方にとっては大きな差別化ポイントになるはず。特にヒアリングエイド機能は、軽度の難聴をサポートするもので、医療機器としての認証を受けた初のイヤホンとして世界的な注目を集めました。
シーン別おすすめの選び方ガイド
通勤・通学メインならAirPods Pro 3が最適
AirPods Pro 3(39,800円)の強力なANCとバッテリー8時間は、毎日の通勤通学に理想的な組み合わせ。満員電車やバスの中でも音楽や英語学習に集中できる環境を確保してくれるため、通勤時間を有効活用したい方には心強い味方になるでしょう。
オフィス・在宅ワーク中心ならAirPods 4が快適
AirPods 4 ANC搭載モデル(29,800円)は、オープンイヤー型で周囲の音をある程度キャッチしつつ、長時間の装着でも耳が疲れにくいのが最大の利点。同僚からの声かけに気づきやすいため、オフィスでの使用にも適しています。
ジム・ランニングならPro 3のIP57が安心
AirPods Pro 3のIP57防水等級は、汗や突然の雨にも対応可能な水準。ジムでのトレーニング中に汗をかいても安心して使い続けられるのが嬉しいところ。AirPods 4のIP54は「生活防水」レベルのため、激しい運動時にはやや不安が残るかもしれません。
予算を抑えたいならAirPods 4通常モデルも選択肢に
AirPods 4 通常モデル(21,800円)は、ANCを搭載していないもののPro 3より18,000円安く購入可能。ノイキャンが不要でApple製品との連携を重視する方には、十分な選択肢になってくれるでしょう。
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よくある質問
Q. AirPods Pro 3とAirPods 4は同じチップを搭載していますか
A. どちらもH2チップを搭載しています。たですし、Pro 3ではチップの処理能力をANCや空間オーディオの強化にフル活用しているため、同じチップでもパフォーマンスの引き出し方が異なっているのがポイント。
Q. AirPods 4のANC非搭載と搭載の違いは何ですか
A. 価格は非搭載21,800円、搭載29,800円で差額8,000円。ANCの有無に加えて搭載モデルにはワイヤレス充電ケースが付属するため、充電の利便性にも差が生じます。
Q. Android端末でもAirPodsは使えますか
A. Bluetooth接続によりAndroid端末でも基本的な音楽再生や通話は可能。ただし空間オーディオやSiri連携、自動切り替えなどのApple連携機能は使用できないため、フル機能を活用したい場合はiPhoneとの組み合わせが理想的です。
Q. 片耳だけ使うことはできますか
A. どちらのモデルも片耳での使用に対応しています。通話時に片耳だけ装着する使い方も問題なく行えます。
Q. AppleCare+への加入は必要ですか
A. Pro 3の価格(39,800円)を考えると、AppleCare+ for Headphones(3,800円/2年)への加入がおすすめ。落下や水没による故障も保証対象となるため、日常的に持ち歩く方の安心材料になるでしょう。
Q. セール時期はいつ頃が狙い目ですか
A. Amazon Prime Day(7月)やApple公式の初売り(1月)、ブラックフライデー(11月)のタイミングで値引きされる傾向があります。2026年7月のPrime Dayでは、AirPods 4が約5,000円引きで販売された実績も。セール情報は各ECサイトのウィッシュリスト機能で通知設定しておくと見逃しにくくなります。
Q. バッテリーの劣化が気になりますが交換は可能ですか
A. Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダでバッテリー交換が可能。費用はイヤホン片耳あたり11,800円、ケースは11,800円(2026年7月時点)。AppleCare+加入者はバッテリー容量が80%未満で無償交換の対象になるため、長期使用を見据えるなら加入しておくのが賢い選択です。
10,000円の差で得られるものを整理して最適な一台を選ぼう
AirPods Pro 3(39,800円)とAirPods 4 ANC搭載モデル(29,800円)の10,000円差で得られるのは、4倍のノイキャン性能、2倍のバッテリー持ち、IP57の防水性能、ヒアリングエイド機能と心拍センサー。通勤時間が長い方やジムで使いたい方にはPro 3の価値は十二分に感じられるでしょう。オフィスや自宅メインで長時間装着を重視する方には、AirPods 4の軽快な装着感と29,800円という価格が魅力的に映るはず。家電量販店のAppleコーナーで両方を試聴し、自分の耳と使い方にフィットする一台を見つけてみてください。

