「Apple Watch SE 3」と「Galaxy Watch 7」は、3万円台後半〜5万円台のスマートウォッチとして高い人気を誇ります。Apple Watch SE 3は2025年9月に37,800円で発売され、Galaxy Watch 7は2024年7月に57,200円で登場しました。約2万円の価格差がある両モデルですが、得意分野は大きく異なっています。
量販店で両モデルを実際に装着して比べると、Apple Watch SE 3の約26.4gという軽さが際立ちます。一方でGalaxy Watch 7は円形ディスプレイが従来の腕時計に近い見た目で、ビジネスシーンにも自然に馴染む印象。どちらを選ぶかは、使い方や重視するポイント次第です。
Apple WatchとGalaxy Watchの歴史と進化
Apple Watchは2015年の初代登場から10年以上の歴史を持つシリーズ。SEラインは2020年に初登場し、「手頃な価格でAppleの健康・安全機能を届ける」というコンセプトで、累計販売はApple Watch全体の約35%を占めるヒットモデルへと成長しました。SE 3にはS10チップが搭載され、初代SEから処理速度が約2倍に向上しています。
対するGalaxy Watchは2018年にブランドが誕生。サムスンはスマートウォッチ市場でAppleに次ぐ世界シェア2位を維持しており、Galaxy Watch 7ではExynos W1000チップの採用により前モデルから約3倍のCPU性能向上を達成。Wear OS 5への移行で、Google Mapsやサードパーティアプリとの互換性も大幅に広がりました。
意外と知られていないのが、Apple Watch SEシリーズとGalaxy Watchの「エントリー対ミドル」の競合が2022年頃から本格化している点。毎年のように比較記事が注目を集めるテーマになっています。
価格差とコスパの実態を検証する
| 項目 | Apple Watch SE 3(40mm) | Galaxy Watch 7(40mm) |
|---|---|---|
| 国内価格(税込) | 37,800円〜 | 57,200円〜 |
| LTEモデル | 47,800円〜 | 73,150円〜 |
| チップ | Apple S10 | Exynos W1000 |
| OS | watchOS 12 | Wear OS 5 |
| 防水 | WR50(50m耐水) | 5ATM + IP68 |
| 重量 | 約26.4g | 約28.8g |
2026年7月時点で、Apple Watch SE 3はApple公式ストアで37,800円(税込・40mm)。Galaxy Watch 7は発売から約1年が経過し、価格.comの最安値では44,000円台後半まで下がっているショップも出ています。
家電量販店を回ってみると、Galaxy Watch 7にはポイント還元10%がつくケースが多く、実質4万円前後で手に入る場面も。Apple Watch SE 3は2026年7月のAmazonプライムデーで日本初のApple製品セール対象になるとの情報があり、さらなる値下げが期待されるところ。
単純な本体価格ではApple Watch SE 3が約2万円安くなっていますが、Galaxy Watch 7にはBIA(体組成測定)やECG(心電図)という高価な医療グレードセンサーが標準搭載されており、「健康投資」として捉えると価格差にも説得力が出てきます。
バッテリー持続時間の実力を比べる
| 項目 | Apple Watch SE 3 | Galaxy Watch 7(44mm) |
|---|---|---|
| 公称バッテリー | 18時間 | 最大40時間 |
| バッテリー容量 | 非公開 | 425mAh |
| 充電速度 | 45分で80% | 約30分で50% |
| 常時表示ON | 約16〜18時間 | 約30〜36時間 |
| GPS連続使用 | 約6時間 | 約10時間 |
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バッテリーの持ちではGalaxy Watch 7が圧倒的な優位。常時表示をオンにした状態でも30時間以上持つとのレビューが多く、1泊2日の旅行なら充電器なしで過ごせる安心感があるでしょう。
Apple Watch SE 3は公称18時間。朝7時に装着して深夜1時頃にバッテリーが残り10%前後になるペースですが、S10チップの高速充電で15分の充電で約8時間分を回復できるのが強み。入浴中にサッと充電すれば、睡眠トラッキングにも問題なく活用できるリズムが作れます。
SNSでのユーザーの声を見ると、Galaxy Watch 7には「充電を忘れても翌朝まで持つのが地味にうれしい」という評価が目立つ一方、Apple Watchユーザーからは「毎日充電する習慣さえつけば気にならない」という意見が多数。ライフスタイルとの相性が分かれるポイントと考えられます。
健康管理・フィットネス機能の得意分野

MM総研の2025年調査によると、スマートウォッチ購入者の62%が「健康データの記録」を主な購入理由に挙げています。両モデルの健康機能を見ていきましょう。
Galaxy Watch 7が強い領域
- 体組成測定(BIA) ── 体脂肪率・骨格筋量・体内水分量を手首で計測。毎日の変動を手軽に追跡でき、ダイエットや筋トレの進捗管理に役立ちます
- 心電図(ECG) ── 不整脈のスクリーニング。医療機器認証を取得済み
- エナジースコア ── 睡眠の質・活動量・心拍変動から「今日のコンディション」を100点満点で数値化
- 睡眠時無呼吸検出 ── 血中酸素レベルの継続モニタリングに対応
Apple Watch SE 3が強い領域
- 転倒検出 ── 転倒を検知し、60秒間反応がなければ自動で緊急通報。独居の高齢者への贈り物として選ばれるケースが増えています
- 衝突事故検出 ── 車の衝突事故を検知し、自動で緊急サービスへ連絡
- 皮膚温センサー ── SE 3で新搭載。排卵周期の推定に活用可能
- ダブルタップジェスチャー ── 片手がふさがっていても着信応答や音楽停止が可能
ちなみに、Apple Watchの転倒検出は2018年の搭載以来、世界中で数百件の救命事例が報告されています。独居高齢者が転倒した際に自動通報が機能したケースはApple公式サイトでも複数紹介されており、安全装備としての信頼性は折り紙つき。
「本格的な健康データの蓄積と分析」を求めるならGalaxy Watch 7、「日常の安全と万が一への備え」を重視するならApple Watch SE 3という棲み分けです。
操作性・スマホ連携・電子決済
| 項目 | Apple Watch SE 3 | Galaxy Watch 7 |
|---|---|---|
| 対応スマホ | iPhoneのみ | Android全般 |
| 電子決済 | Apple Pay(Suica/PASMO) | Samsung Pay(Suicaのみ) |
| 音声AI | Siri | Bixby / Googleアシスタント |
| アプリストア | App Store | Google Play |
| 地図 | Apple Maps | Google Maps |
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最も大切な判断基準は「どのスマートフォンを使っているか」という一点。Apple Watch SE 3はiPhone専用で、Androidとはペアリングすらできません。iPhone派にとっては、iMessage・Apple Pay・AirPodsの自動切り替えなどAppleエコシステム内のシームレスな体験が最大の魅力です。
Galaxy Watch 7はAndroid全般と連携可能ですが、Samsung Galaxy端末との組み合わせでSamsung Healthの全機能が解放されるのが本来の使い方。PixelやXperiaでも基本機能は利用できるものの、体組成測定など一部の高度な機能に制限がかかるケースがあるので注意が必要です。
店頭で操作してみた印象として、Apple Watch SE 3のDigital Crownによるスクロールは非常に直感的。Galaxy Watch 7はタッチベゼルこそ廃止されましたが、Wear OS 5のUI改善で画面スワイプの応答速度が前モデルから大幅に向上しています。
よくある質問

Q. Apple Watch SE 3をAndroidスマホで使うことは可能ですか?
A. 対応していません。Apple WatchはiPhone(iOS 17以降)専用デバイスです。AndroidユーザーにはGalaxy Watch 7やPixel Watch 3が選択肢になります。
Q. Galaxy Watch 7でLINE通知を受け取れますか?
A. 受信と簡易返信(定型文やスタンプ送信)に対応しています。全機能の操作にはスマートフォン側での作業が必要です。
Q. プールで使っても問題ありませんか?
A. 両モデルとも水泳に対応しています。Apple Watch SE 3はWR50(50m耐水)、Galaxy Watch 7は5ATM+IP68。ただしサウナや温泉での使用はどちらも非推奨となっています。
Q. バッテリーの寿命はどのくらいですか?
A. 一般的に2〜3年が目安。約500回の充電サイクルでバッテリー容量が80%程度まで低下するとされており、両モデルとも同程度と考えられます。
Q. Suicaはどちらでも使えますか?
A. Apple Watch SE 3はSuica・PASMOの両方に対応。Galaxy Watch 7はSuicaのみ対応で、PASMO非対応となっています(2026年7月時点)。
Q. 睡眠トラッキングはどちらが優れていますか?
A. Galaxy Watch 7はエナジースコアとの連動で包括的な睡眠分析が可能。Apple Watch SE 3もwatchOS 12で睡眠分析が強化されており、どちらも浅い・深い・REMの3段階を計測できます。
Q. ECG(心電図)機能が欲しい場合の選択肢は?
A. Galaxy Watch 7はECG搭載済みです。Apple WatchでECGを利用するにはSeries 10またはUltra 2が必要になります。
あなたに合った1台を見つけよう

選択基準を整理すると、次の3パターンに分かれます。
- iPhoneユーザー + コスパ重視 + 安全機能 → Apple Watch SE 3(37,800円〜)
- Androidユーザー + 健康データ重視 + バッテリー長持ち → Galaxy Watch 7(実売44,000円台〜)
- 通勤でSuica/PASMOを使いたい → PASMOも使うならApple Watch SE 3一択
2026年7月はAmazonプライムデーでApple Watch SE 3に注目が集まり、Galaxy Watch 7も発売1年で値下がりが進んでいるため、購入タイミングとしてはどちらも好機。店頭で実際に腕に巻いてみて、サイズ感や画面の見やすさを体感してから決めると、後悔のない買い物ができるはずです。

