2026年9月にwatchOS 27が配信されたとき、iPhoneの「Watch」アプリに「ソフトウェアは最新です」としか表示されず、首をかしげたSE2ユーザーも多いのではないでしょうか。実はApple Watch SE(第2世代)、通称SE2は、今回のwatchOS 27で対応機種から外れました。
とはいえ、使えなくなったわけではありません。中古市場では2万円前後で手に入る手頃さもあり、「今から買うのはアリか」「手持ちのSE2はいつ買い替えるべきか」という疑問はむしろ増えています。ここではapple watch se2の2026年時点での立ち位置を、事実ベースで整理します。
この記事でわかること
- watchOS 27非対応で、SE2の何が変わり何が変わらないのか
- SE2とSE 3の具体的なスペック差
- 2026年10月時点の中古相場と、買ってもいい人・やめた方がいい人
- 手持ちのSE2を少しでも長く使うコツと買い替えの目安
SE2はwatchOS 27の対象外 何が変わるのか
Appleの公式発表によると、watchOS 27の対応機種はSeries 9以降・SE 3・Ultra 2以降です。Series 8以前、初代Ultra、そしてSE(第1世代・第2世代)は対象外となりました。SE2は2022年9月の発売なので、約4年でメジャーアップデートの提供が終わった計算です。
| 項目 | SE2(watchOS 26のまま) | watchOS 27対応機種 |
|---|---|---|
| 新しいSiri(Apple Intelligence) | 利用不可 | 利用可(日本語は2026年10月から順次) |
| Readiness(体調の準備度)アプリ | 利用不可 | 利用可 |
| Workout Buddy(iPhoneなしでも動作) | 利用不可 | 利用可 |
| Apple Pay・Suica | 引き続き利用可 | 利用可 |
| 通知・心拍・ワークアウト記録 | 引き続き利用可 | 利用可 |
つまり「新機能が増えない」のであって、今できていることができなくなるわけではありません。Suicaでの改札通過、通知確認、心拍数の記録といった日常機能はこれまで通り使えるので、慌てて手放す必要はありません。
気をつけたいのはセキュリティとアプリ対応
Appleは過去にも、メジャーアップデートの対象外になった機種へ一定期間セキュリティ修正を配信してきた実績があります。ただし期間は公表されておらず、いずれは止まると考えるべきでしょう。また、サードパーティ製アプリは新しいwatchOSを前提に作られていくため、1〜2年のうちに対応アプリが少しずつ減っていくと考えておくのが現実的です。
なお、ペアリングするiPhoneをiOS 27にアップデートしても、SE2との接続自体は維持されます。ここで「iPhoneを更新したら時計が使えなくなった」という心配は不要です。
SE2とSE 3の違いをスペックで比較

これまでのSEシリーズの経緯を振り返ると、初代SEが2020年、SE2が2022年、SE 3が2025年9月の登場で、SE 3は約3年ぶりの刷新でした。外観はほぼ同じですが、中身はかなり変わっています。
| 項目 | SE2(2022年) | SE 3(2025年) |
|---|---|---|
| チップ | S8 SiP | S10 SiP |
| 常時表示ディスプレイ | 非対応 | 対応 |
| 高速充電 | 非対応 | 対応 |
| ストレージ | 32GB | 64GB |
| 皮膚温センサー | なし | あり |
| ダブルタップ・手首フリック | 非対応 | 対応 |
| 公称バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間(低電力モードで延長) |
| ケースサイズ | 40mm・44mm | 40mm・44mm |
| watchOS 27 | 非対応 | 対応 |
日常で一番差を感じやすいのは常時表示です。SE2は腕を上げないと画面が点かないため、会議中やデスクワーク中にさりげなく時刻を見たいときに一手間かかります。もう一つは高速充電で、15分の充電で最大8時間分を使えるSE 3に対し、SE2はフル充電に約2時間半かかります。
心電図(ECG)と血中酸素の計測は、SE2・SE 3ともに非対応です。健康機能を重視するならSeries側を検討する必要があり、その比較はApple Watch比較 Series 12・Ultra 4・SE 3で詳しくまとめています。
2026年10月時点のSE2中古相場

中古の比較サイトによると、SE2(GPSモデル 40mm/44mm)の中古相場は2026年10月10日時点で2万2,010円前後。状態や付属品によって約1万7,000円〜3万円と幅があり、バッテリーの劣化度合いが価格を大きく左右しています。
| 購入先・状態 | 価格の目安 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 中古(並品・バッテリー80%台) | 約1万7,000〜2万円 | バッテリー交換費用を見込む |
| 中古(美品・バッテリー90%以上) | 約2万2,000〜2万6,000円 | アクティベーションロック解除済みか |
| SE 3 新品(40mm) | 4万1,800円〜(2026年7月の価格改定後) | セール時は3万円台前半の実績あり |
SE 3の40mmは2026年7月の価格改定で37,800円から41,800円に上がりました。差額はおよそ2万円。この2万円で「常時表示・高速充電・あと数年のOSアップデート」を買うかどうか、が判断の軸になります。
今からSE2を買ってもいい人
- 子どもやシニアの見守り用・Suica専用など、用途がはっきり限られている人
- とりあえずApple Watchを試してみたい人(合わなければ手放しても損が小さい)
- 2〜3年使えれば十分と割り切れる人
SE 3を選んだ方がいい人
- 4年以上メインのスマートウォッチとして使いたい人
- 睡眠計測をしたい人(寝る前の短時間充電がしやすい高速充電が効きます)
- 新しいSiriやワークアウト機能を使いたい人
中古購入時の注意点や整備済製品の探し方はApple Watchを安く買う方法2026で詳しく解説しています。
手持ちのSE2を長く使うコツと買い替えの目安

すでにSE2を使っている人にとっては、「まだ快適に使えるうちは使い続ける」が最もコストのかからない選択です。延命のポイントは次の3つです。
バッテリーの最大容量を確認する
Apple Watch本体の「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で最大容量を確認できます。80%を下回ると1日もたない場面が増えてくるため、交換か買い替えの検討タイミングです。交換費用と中古相場を比べると、SE2では「交換してあと2年使う」より「SE 3へ乗り換える」方が合理的になるケースも増えています。交換の料金体系はApple Watchバッテリー交換2026が詳しいので、見積もりの前に目を通しておくと安心です。
使わない機能をオフにする
- 「手首を上げてスリープ解除」以外の常時オンに近い設定を見直す
- 使っていない文字盤のコンプリケーションを減らす
- ワークアウト中以外は低電力モードを活用する
文字盤の情報量はバッテリーに意外と効きます。SE2でも軽く動くシンプルな文字盤はApple Watch文字盤おすすめ2026を参考にしてください。
買い替えの3つのサイン
- バッテリー最大容量が80%未満になった
- よく使うアプリが「watchOS 27以降が必要」と表示されるようになった
- Apple Payやアプリの起動に明らかな待ち時間が出てきた
3つのうち2つ以上当てはまったら、無理に使い続けるより乗り換えた方がストレスは少ないでしょう。手放す場合は、下取り前に必ずiPhoneとのペアリングを解除し、アクティベーションロックを外しておきましょう。
SE2ユーザーが用意しておきたい周辺アイテム
使い続ける場合も乗り換える場合も、周辺アイテムを少し整えるだけで満足度はかなり変わります。SE2とSE 3はケースサイズが共通なので、ここで挙げるアイテムは乗り換え後もそのまま使い回せるものが中心です。
Apple Watch SE 3 GPSモデル
乗り換え先の本命はApple Watch SE 3 GPSモデルです。40mmで41,800円〜、セール時には3万円台前半まで下がった実績があります。iPhoneを持ち歩くなら、セルラーモデルではなくGPSモデルで十分なケースがほとんどです。
Apple Watch 磁気高速充電ケーブル(USB-C)
SE 3へ乗り換えるなら、純正のApple Watch 磁気高速充電ケーブル(約4,000円台)があると高速充電の恩恵を最大限に受けられます。SE2のままでも使えるので、職場用・寝室用の2本目として持っておくと充電忘れを防げます。
Apple Watch 保護フィルム 40mm・44mm
SE2・SE 3はどちらもIon-Xガラスのアルミモデルです。下取りや売却の査定を考えると、Apple Watch 保護フィルム(2〜3枚入りで約1,000〜1,800円)で画面をきれいに保っておく価値があります。
【レビュー特典中】【3枚セット】Apple Watch 保護フィルム アップルウオッチ透明カバー フィルム 42mm 46mm 41mm 45mm 40mm 44mm 38mm 49mm 全面保護 シリーズ 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 SE ultra 高透明 高透過
990円 (税込)
Apple Watch スポーツループ バンド
睡眠計測をするなら、マジックテープ式で締め付けを細かく調整できるApple Watch スポーツループが快適です。純正は約7,000〜9,000円、互換品なら1,000円台から手に入ります。
アップルウォッチ series12 バンド スポーツ ベルト ナイロン スポーツループ ランニング 金属不使用 男性 女性 メンズ レディース アップルウォッチバンド Apple Watch12 11 10 9 8 SE ultra2 1 38mm 40mm 41mm 42mm 44mm 45mm 46mm 49mm 42mm
1,000円 (税込)
よくある質問
Q1. SE2はいつまで使えますか?
Apple Payや通知などの基本機能は、故障やバッテリー劣化がない限り当面は問題なく使えるでしょう。ただしwatchOSの新機能は追加されず、セキュリティ修正もいずれ終了します。快適に使える目安は、2026年からさらに1〜2年程度と考えておくと安心です。
Q2. SE2でもwatchOS 27の新しいSiriは使えますか?
使えません。新しいSiriはwatchOS 27の機能のため、対応機種(Series 9以降・SE 3・Ultra 2以降)が必要です。従来のSiriによるタイマー設定や音声入力などは、これまで通りwatchOS 26上で利用可能です。
Q3. SE2とSE 3はバンドを共用できますか?
できます。どちらも40mm・44mmのケースサイズなので、同じサイズ用のバンドならそのまま付け替え可能です。SE 3用のバンド選びはApple Watch SE 3バンドの選び方2026が参考になります。
Q4. 中古のSE2を買うとき、何を確認すべきですか?
最優先はアクティベーションロックの解除状況です。前の持ち主のApple IDが残っていると使えません。次にバッテリー最大容量、画面の傷、付属の充電ケーブルの有無を確認しましょう。GPSモデルとセルラーモデルの違いも型番で確認しておくと安心です。
Q5. SE2からSE 3への買い替えで体感差は大きいですか?
SNSやレビューサイトの口コミを見ると、動作速度そのものより、常時表示と高速充電の便利さを挙げる声が目立ちます。実際に乗り換えた人からは「寝る前に充電を忘れても朝で間に合う」という感想が多く見られます。特に睡眠記録をしたい場合、朝の短時間で充電を済ませられるSE 3の方が運用しやすいでしょう。
Q6. 子どもの見守り用にSE2は使えますか?
セルラーモデルであれば、iPhoneを持たない家族のApple Watchを保護者のiPhoneで管理する「ファミリー共有設定」で利用できます。ただし新機能は今後追加されないため、長く使う予定ならSE 3も比較対象に入れておくのがおすすめです。
SE2を使い切るか、SE 3へ進むかを決めよう
watchOS 27非対応になったとはいえ、SE2は「Suica・通知・心拍」をこなす道具として、2026年もまだ十分に役立ちます。手持ちのSE2はバッテリー80%を目安に使い切り、これから買う人は「2〜3年の割り切りならSE2中古、長く使うならSE 3新品」と考えると後悔しにくいでしょう。
まずは手元のSE2で「バッテリーの状態」を開き、最大容量の数字を確認するところから始めてみてください。その数字が、使い続けるか乗り換えるかの一番わかりやすい判断材料になります。

