引き出しの中で眠っているPixel 5、あるいは今も毎日使っているPixel 5を前に「このまま2026年も使っていて大丈夫なのか」と迷っている方は少なくありません。2020年10月に発売されたPixel 5は、6.0インチのコンパクトな画面と151gの軽さ、おサイフケータイ対応という使いやすさから、今でも「小さいPixelの名機」と呼ばれることがある1台です。
ただし、2026年10月時点ではソフトウェアのサポートがすでに終わっています。結論を先にまとめると、電話やカメラ、動画視聴の「サブ機」としてなら使えますが、決済や銀行アプリを入れたメイン機として使い続けるのはおすすめしにくい状況です。
この記事でわかることをまとめておきましょう。
- Pixel 5のアップデートがいつ終わり、2026年にどんな影響があるのか
- 2026年10月時点の中古販売価格と買取相場
- 使い続ける場合に確認したいバッテリー・画面・本体のチェック項目
- Pixel 7a・8a・9a・10aの中から買い替え先を選ぶ判断基準
Pixel 5は2026年も使える?サポート終了の時期と結論
Pixel 5は発売時に「OSアップデート3年・セキュリティアップデート3年」が保証されていたモデルです。最後のメジャーアップデートはAndroid 14で、2023年秋の配信をもってOSとセキュリティパッチの提供が終了しました。発売から約3年での終了でした。
実は、Pixelのサポート期間はその後大きく伸びています。Pixel 8以降は「7年間のOS・セキュリティアップデート」が公式に約束されており、Pixel 5世代と比べると2倍以上の長さです。Pixel 5の3年という期間は、今の基準で見るとかなり短い部類に入ります。
もともとPixel 5は、それまでのPixel 4が採用していたハイエンドチップをやめ、ミドルクラスのSnapdragon 765Gで価格を抑えた「方針転換のモデル」という経緯があります。そのため発売当時から「性能より電池持ちと持ちやすさ」で評価されてきました。実際に2026年の今使ってみても、片手で画面の端まで親指が届くサイズ感は、6.3インチ前後が主流になった現行Pixelにはない魅力として残っています。
Pixel 5の主なスペックをおさらい
| 項目 | Pixel 5 |
|---|---|
| 発売日(日本) | 2020年10月15日 |
| 発売時の価格 | 74,800円(Googleストア・128GB) |
| チップ | Snapdragon 765G |
| メモリ / ストレージ | 8GB / 128GB |
| 画面 | 6.0インチ 有機EL・90Hz |
| バッテリー | 4,080mAh・ワイヤレス充電対応 |
| 重さ | 151g |
| 防水防塵 / 決済 | IP68 / おサイフケータイ対応 |
| 最終OS | Android 14(2023年秋でサポート終了) |
メモリ8GBは2026年のミドルクラスと比べても見劣りしない容量です。SNSやWeb閲覧、YouTubeといった日常的な操作なら、今でも大きなストレスなく動くという口コミが多く見られます。一方で、AI機能を使う最新アプリや重い3Dゲームは動作が厳しく、Gemini関連の新機能もPixel 5は対象外です。
用途別の「使える・使えない」早見表
| 用途 | 2026年の評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 通話・メッセージ | ○ 使える | 基本機能は問題なく動作 |
| カメラ・動画視聴 | ○ 使える | Wi-Fi専用のサブ機にも向く |
| SNS・Web閲覧 | △ 注意して使う | ブラウザ経由の脆弱性が修正されない |
| おサイフケータイ・QR決済 | △〜× 推奨しにくい | アプリ側の対応OS引き上げで使えなくなる可能性 |
| ネットバンキング | × 推奨しない | セキュリティパッチが古いまま |
サポートが切れたPixel 5で起きること

「アップデートが来なくなっても、普通に動いているなら問題ないのでは」と考える方もいるでしょう。たしかに電源が入らなくなるわけではありません。ただ、時間がたつほど次の3つの影響が少しずつ大きくなっていきます。
セキュリティの穴がふさがらない
Googleは毎月、Androidの脆弱性を修正するセキュリティパッチを配信中。Pixel 5には2023年秋以降これが届いていないため、その後に見つかった弱点は修正されないまま残っています。設定アプリの「セキュリティ」から確認できるセキュリティパッチレベルが2023年のままになっているはずです。
アプリが少しずつ対象外になる
銀行・決済・ゲームなどのアプリは、一定以上古いOSや古いパッチレベルの端末をサポート対象から外すことがあります。Android 14は2026年時点でまだ多くのアプリが対応していますが、各サービスの推奨環境は年1回程度見直されるため、「ある日突然アプリが更新できなくなった」というケースは今後増えていくでしょう。
修理の選択肢が狭くなる
メーカーの修理受付は、部品の在庫状況に合わせて機種ごとに終了するのが通例です。Pixel 5の正規修理が受けられるかどうかは、Googleの修理サポートページで機種を選ぶと確認できます。正規修理が難しい場合は街の修理店が選択肢になりますが、その時点でIP68の防水性能は保証されなくなる点に注意が必要です。
Pixel 5の中古価格と買取相場(2026年10月時点)

中古ショップの店頭・通販価格と、売却するときの買取価格をまとめます。価格は2026年10月時点で確認できた範囲の目安です。
| 区分 | 価格の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 中古販売(イオシス等) | 約16,800〜23,800円 | 状態・キャリア版かどうかで変動 |
| 買取(SIMフリー国内版) | 約8,000〜12,000円 | 付属品・傷の有無で減額 |
| 買取(キャリア版SIMロック解除済み) | 約5,000〜8,000円 | 国内版より低めの傾向 |
発売時の74,800円と比べると、販売価格は約4分の1まで下がっています。ここで比べておきたいのが、中古のPixel 7aとの価格差です。中古相場サイトの集計では、2026年10月時点のPixel 7aの平均相場は約37,860円でした。Pixel 7aはサポートが2028年5月まで約2年半残っているため、1年あたりに直すと約1.5万円。サポートが残っていないPixel 5を2万円前後で買うより、セキュリティ面を含めた費用対効果は高いと考えられます。
ちなみに、手元のPixel 5を売るなら早めがおすすめです。サポート終了から時間がたつほど買取価格は下がり、バッテリーの劣化も進みます。売却前には「Googleアカウントの削除」と「端末の初期化」を必ず済ませておきましょう。アカウントを残したまま初期化すると、次の持ち主が使えないロック状態になってしまいます。
使い続けるなら確認したいバッテリーと本体の状態

サブ機として使い続ける、あるいは中古で安く手に入れる場合は、次の4点を確認しておくと失敗を避けやすいでしょう。
1. バッテリーの持ちと膨張
発売から5年以上たった端末では、バッテリーの劣化がもっとも大きな問題になります。満充電から半日もたない、充電中に本体が熱くなる、といった症状は交換のサインです。特に注意したいのはバッテリーの膨張で、画面が浮いてきた場合は使用を中止し、修理店に相談してください。
2. 画面と本体のすき間
実はPixel 5は、発売直後から「画面と本体フレームの間にわずかなすき間がある個体がある」とSNSで話題になったモデルです。Googleは当時「機能や防水性能に影響しない設計上の範囲」と説明していました。中古で買う場合は、すき間が年数とともに広がっていないかを写真で確認しておくと安心です。
3. 充電環境
Pixel 5は有線18W・ワイヤレス充電に対応しています。古い充電器やケーブルを使い回すと発熱の原因になるため、USB PD対応の20W前後の充電器と新しいUSB-Cケーブルの組み合わせが無難です。ワイヤレス充電器に置きっぱなしにする使い方は、バッテリーの温度が上がりやすいので控えめにしましょう。
4. 用途を絞った「サブ機運用」
サポート切れの端末を安全に使うコツは、入れるアプリを絞ることです。たとえば次のような使い方なら、リスクを抑えながらPixel 5の軽さと画面の見やすさを活かせます。
- Wi-Fi専用の動画・音楽プレーヤー
- 子ども用の写真撮影カメラ(SIMなし)
- キッチンや寝室に置くタイマー・スマートホームのリモコン
反対に、決済アプリ・銀行アプリ・仕事用のアカウントはサポート期間内の端末に移しておくのが安心です。
買い替え先の比較 Pixel 7a・8a・9a・10a
Pixel 5から乗り換えるなら、同じGoogleの「aシリーズ」が価格と使いやすさのバランスで有力候補になります。2026年10月時点の価格とサポート期限を並べると、選び方の軸が見えてきます。比較表を見てみましょう。
| 機種 | 価格の目安 | サポート期限 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Pixel 7a(中古) | 平均 約37,860円 | 2028年5月 | とにかく安く乗り換えたい |
| Pixel 8a(中古) | 平均 約49,860円 | 2031年5月 | 中古で長く使いたい |
| Pixel 9a(中古) | 平均 約70,820円 | 2032年4月 | 電池持ち重視 |
| Pixel 10a(新品) | 92,800円〜(Googleストア) | 2033年 | 新品・最長サポートが欲しい |
中古価格は相場サイトの2026年10月13日時点の平均値です。Pixel 10aは2026年10月1日に価格が改定され、128GBモデルが79,900円から92,800円に上がりました。
Google Pixel 8a
Pixel 5から乗り換える人に最もバランスがよいのがGoogle Pixel 8a(中古平均 約49,860円)です。7年サポートの対象なので2031年まで安心して使え、Tensor G3チップによりGeminiを使ったAI機能も利用できます。6.1インチ・約188gとPixel 5より少し大きく重くなりますが、片手操作の範囲には収まります。
Google Pixel 7a
予算を抑えたいならGoogle Pixel 7a(中古平均 約37,860円)が候補です。ただしサポートは2028年5月までと残り2年半ほどしかありません。「次の買い替えまでのつなぎ」と割り切れる人向けです。
Google Pixel 9a / Google Pixel 10a
電池持ちを重視するなら、5,000mAh超のバッテリーを積んだGoogle Pixel 9aやGoogle Pixel 10aが快適です。Pixel 10aは値上げ後で9万円台になったため、新品にこだわらないなら中古のPixel 9aとの価格差を比べてから決めると後悔しにくくなります。
乗り換えと同時にそろえたいアクセサリ
Pixel 5で使っていたケースやフィルムは、サイズが違うため新しい機種には流用できません。乗り換えのタイミングで次の3点をそろえておくと、届いた日から安心して使い始められます。
- Google 30W USB-C 充電器:Google純正の充電器。Pixel aシリーズの有線急速充電に対応し、データ移行用のケーブルとしても付属品を活用できます
- Spigen Pixel 8a ケース:薄型の耐衝撃ケース。中古のPixel 8aに乗り換える人向けです
- Spigen Pixel 9a ケース:電池持ち重視でPixel 9aを選ぶ場合はこちら。機種名が一致しているかを必ず確認してから選んでください
Spigen Pixel 9a ケース Magfit対応 耐衝撃 TPU ソフト マット 米軍MIL規格 ラギッド・アーマー・マグフィット ACS09041 (マット・ブラック)
3,752円 (税込)
Spigen Google Pixel 8a ケース 耐衝撃 ワイヤレス充電 ストラップホール付き 米軍MIL規格取得 衝撃吸収 傷防止 カメラ保護 TPU ソフトケース ラギッド・アーマー ACS07259 (マット・ブラック)
3,490円 (税込)
データ移行で気をつけたいこと
Pixel同士の乗り換えは、新しい端末の初期設定画面でUSB-Cケーブルを使ってコピーするのがもっとも確実です。おサイフケータイの電子マネーは自動では移らないため、旧端末側で各サービスの「機種変更手続き」を先に済ませるのを忘れないようにしましょう。LINEのトーク履歴もバックアップを取ってから移行してください。
よくある質問
Q1. Pixel 5は2026年でもLINEは使えますか?
2026年10月時点ではAndroid 14の端末でLINEを利用できます。ただしLINEは推奨OSを定期的に引き上げているため、将来も使える保証はありません。トーク履歴のバックアップは定期的に取っておきましょう。
Q2. Pixel 5のバッテリー交換はできますか?
正規修理の受付可否はGoogleの修理サポートページで確認できます。受付が終了している場合は街の修理店で交換できますが、費用は店舗によって異なり、交換後は防水性能が保証されない点に注意が必要です。
Q3. Pixel 5でおサイフケータイはまだ使えますか?
2026年10月時点でもおサイフケータイ自体は動作する場合が多いものの、各電子マネーアプリの推奨環境が変わると使えなくなる可能性があります。決済のメイン端末は、サポート期間内の機種に移すことをおすすめします。
Q4. Pixel 5とPixel 5aはどちらが長く使えましたか?
Pixel 5aは2021年8月発売で、サポートは2024年8月まででした。Pixel 5より少し長く使えましたが、どちらも2026年時点ではサポートが終了しています。
Q5. 中古でPixel 5を買うのはありですか?
Wi-Fi専用のサブ機として2万円前後で買うならありです。メイン機として使うつもりなら、約1.5万円の上乗せでサポートが残るPixel 7aや、2031年まで使えるPixel 8aのほうが1年あたりのコストを抑えられます。
Q6. Pixel 5を売るときの注意点は?
Googleアカウントの削除、端末の初期化、SIMカードの取り外しの3点を済ませてから売却してください。アカウントを残したまま初期化すると、端末保護機能によって次の持ち主が使えなくなります。
Pixel 5の次の一台を決めるために
Pixel 5は2023年秋にサポートが終わり、2026年10月時点では「サブ機なら使える、メイン機には推奨しにくい」端末になりました。中古販売価格は2万円前後、買取は1万円前後まで下がっています。
まずは設定アプリでセキュリティパッチレベルとバッテリーの持ちを確認し、決済や銀行アプリを使っているかどうかで判断してみてください。乗り換えるなら、中古で長く使えるPixel 8a、新品で最長サポートが欲しいならPixel 10aが軸になります。手元のPixel 5は、買取価格がこれ以上下がる前に売却するか、Wi-Fi専用のサブ機として役目を変えてあげるのがおすすめです。

