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Apple Welcome Homeまとめ 日本発売・HomeView・スマートロック・照明など

Apple Welcome Homeまとめのイメージ Apple

10月13日にAppleが開いた「Welcome Home」は、例年の秋の発表会とは少し様子が違いました。基調講演の配信はなく、ニューヨークでのメディア向け体験会とプレスリリースだけで、スマートホーム関連の新製品が一気に10種類以上発表されています。

ところが、日本のApple Storeで予約できるのはそのうち2製品だけです。画面付きハブのHomeViewも、LGやシュナイダーエレクトリックと共同開発したカメラ・スマートロック・サーモスタットも、日本での販売は案内されていません。「結局、日本に住んでいる自分には何が関係あるのか」がわかりにくい発表になりました。

個別製品の細かなスペックは単体記事に任せ、ここではイベント全体を俯瞰して、日本でApple中心のスマートホームを組むときの判断材料に絞って整理します。

  • Welcome Homeで発表された全製品と、日本で買える・買えないの一覧
  • 日本だけ取り残された理由と、今後の見通し
  • LG・シュナイダー製「Apple Home Collection」7製品の中身
  • ホームハブをHomePod mini 2とApple TV 4Kのどちらにするか
  • Home Collectionの代わりに日本で今そろえられるMatter対応機器と予算別プラン
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  1. Welcome Homeで発表された全製品を一覧で整理
  2. 日本で買えるのは2製品だけ 発売国が絞られた理由を読み解く
    1. 販売国がSiri AIの対応言語と連動している
    2. 発表直後のSNSの反応
    3. Home Collectionは日本の住宅事情とのずれも大きい
    4. 日本で今できること・できないこと
  3. Apple Home Collection(LG・シュナイダー)7製品の中身
    1. カメラ4機種は「iCloud+」が前提
    2. 近づくだけで開くスマートデッドボルト
    3. サーモスタットと温湿度センサー
  4. ホームハブはHomePod mini 2とApple TV 4Kのどちらにするか
    1. 安定性重視ならApple TV 4K
    2. 家中に置くならHomePod mini 2を複数台
    3. どちらも持たない人が最初に買うなら
  5. 予算別・日本で今そろえるApple Home構成プラン
  6. 結局どれを買えばいいか Home Collectionの代わりになる日本向けMatter対応機器
    1. SwitchBot ロック Pro(スマートデッドボルトの代わり)
    2. SwitchBot ハブ3(サーモスタットの代わり)
    3. Philips Hue スマート電球(照明の自動化)
    4. Meross Matter対応スマートプラグ(家電のオンオフ)
  7. Welcome Homeと日本のApple Homeに関するよくある質問
    1. Q. HomeViewは日本で発売されますか?
    2. Q. Apple Home Collectionを個人輸入して日本で使えますか?
    3. Q. ホームハブは1台あれば足りますか?
    4. Q. 初代HomePod miniや第3世代Apple TV 4Kでもホームハブになりますか?
    5. Q. AndroidスマホでもAppleのスマートホームは使えますか?
    6. Q. Home Collectionのカメラは月額料金がかかりますか?
  8. Apple Homeを日本で育てていくための次の一手

Welcome Homeで発表された全製品を一覧で整理

まずは発表内容を一枚の表にまとめます。価格はAppleおよび各社の公式発表ベースで、日本円の記載がない製品は日本価格が未発表です。

製品 米国価格 日本価格 発売時期 日本での販売
HomeView(7インチ画面のホームハブ) 299ドル — 11月13日 予定なし
HomePod mini 2 149ドル 24,800円 10月30日 販売あり
Apple TV 4K(第4世代・A19) 299ドル 49,800円 11月13日 販売あり
LG Video Doorbell 249.95ドル — 12月以降 案内なし
LG Indoor Cam 199.95ドル — 12月以降 案内なし
LG Outdoor Cam 299.95ドル — 12月以降 案内なし
LG Floodlight Cam 399.95ドル — 12月以降 案内なし
LG Smart Deadbolt 349.95ドル〜 — 12月以降 案内なし
LG Thermostat/Schneider Electric Thermostat 各199.95ドル — 12月〜2027年初頭 案内なし
温湿度センサー 39.95ドル — 12月〜2027年初頭 案内なし

数えると、ハードウェアは本体3製品とHome Collectionの7製品+温湿度センサーで計11種類。そのうち日本で手に入るのはHomePod mini 2とApple TV 4Kの2つで、比率にすると約18%にとどまります。

ちなみに、Appleが自社ブランドの名前を冠して他社製アクセサリーをまとめて売り出すのは、意外にも今回が初めてです。これまでのHomeKit対応機器は「対応ロゴが付いた他社製品」という扱いでしたが、Home CollectionはApple Storeでの販売とiPhoneのワンタップ設定を前提にしています。スマートホームを「Apple純正の体験」として本気で取りに来た発表と読み取れます。

日本で買えるのは2製品だけ 発売国が絞られた理由を読み解く

Apple Welcome Homeまとめ 日本で買えるのは2製品だけ 発売国が絞られた理由を読み解くのイメージ
Photo by 떡이 민 on Pexels

HomeViewが日本で発売されない理由について、Appleは明言していません。ただ、手がかりは公式の説明の中にあります。

販売国がSiri AIの対応言語と連動している

HomeViewの操作の中心は、新しい会話型のSiri AIです。Siri AIはベータ版として、米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・インド・シンガポール・南アフリカの8か国から英語で提供が始まりました。HomeViewの販売国はこの8か国と完全に一致しています。

さらにAppleは、「EU域内ではSiri AIが利用できないため、HomeViewを販売しない」と説明しています。言い換えると、Siri AIが使えない地域ではHomeViewを売らないという方針です。2026年10月20日時点で日本語版Siri AIの提供時期は発表されていないため、日本での発売もその後になると考えるのが自然でしょう。

発表直後のSNSの反応

発表当日のX(旧Twitter)では、「HomePod mini 2とApple TVは日本でも予約できた」という安堵の投稿と、「また日本はSiri待ちか」という落胆の投稿が入り混じりました。Home Collectionについては「サーモスタットは日本の家に付ける場所がない」という冷静な指摘も目立ち、日本の利用者が発表内容を住宅事情と照らし合わせて受け止めている様子がうかがえます。

Home Collectionは日本の住宅事情とのずれも大きい

LG・シュナイダーの製品群は、北米の住宅設備を前提にしています。たとえばサーモスタットは、壁に取り付けてセントラル空調を制御する機器です。日本の家庭は部屋ごとのエアコンが主流で、そもそも取り付ける対象がありません。スマートデッドボルトも、北米で一般的な円筒形の補助錠向けの製品と考えられ、日本の玄関ドアの錠前とは規格が合わない可能性が高いでしょう。

つまり日本で発売されない理由は、Siri AIの言語対応と住宅設備の違いという二重の壁です。HomeViewは日本語対応が始まれば上陸の余地がありますが、サーモスタットのように日本で用途が成り立たない製品は、今後も販売されないかもしれません。

日本で今できること・できないこと

やりたいこと 日本での可否 代わりの方法
画面付きハブで家族ごとに表示を切り替える 不可(HomeView未発売) iPadをホーム画面用に常設
外出先から家電・照明を操作 可能 HomePod mini 2かApple TV 4Kをホームハブに
玄関のスマートロックをHomeアプリで操作 可能(他社製) Matter対応ロック+対応ハブ
防犯カメラ映像をテレビに表示 可能(対応カメラのみ) HomeKitセキュアビデオ対応カメラ+Apple TV 4K
会話型のSiri AIで家を操作 不可(日本語未対応) 従来のSiriで定型操作

Apple Home Collection(LG・シュナイダー)7製品の中身

Apple製品の化粧箱が並ぶ様子(Apple Home Collectionのイメージ)
Photo by Alan Quirván on Pexels

日本では買えないものの、Home CollectionはAppleがスマートホームで何を重視しているかを知るには格好の材料です。今後、日本向けに似た製品が出てきたときの比較基準にもなります。

カメラ4機種は「iCloud+」が前提

LGブランドのカメラは、ビデオドアベル、屋内カメラ、屋外カメラ、投光器付きカメラの4種類です。ビデオドアベルは前面2.5K+下向きフルHDの2眼構成で、玄関先に置かれた荷物まで映せる設計になっています。屋内カメラは、家族が在宅しているときにレンズが自動で下を向く首振り機構を備え、位置情報と連動したプライバシー保護をうたっています。

注意したいのは、録画機能の利用にiCloud+の契約が必要な点です。映像はHomeKitセキュアビデオでエンドツーエンド暗号化され、Apple側は中身を見られない仕組みになっています。Apple Intelligenceが「宅配業者が荷物を置いて立ち去りました」のように映像の内容を文章で要約する機能も紹介されました。

近づくだけで開くスマートデッドボルト

LG Smart Deadboltは、iPhoneやApple Watchに搭載された超広帯域(UWB)通信を使い、住人がドアに近づくと自動で解錠します。UWBは数十センチ単位で距離と方向を測れる無線技術で、AirTagの「正確な場所を見つける」機能と同じ仕組みです。暗証番号と物理キーも残されているため、スマホの電池切れでも締め出される心配は少なそうです。

サーモスタットと温湿度センサー

LG・シュナイダーの2社から、同じ価格帯のサーモスタットが出ています。別売りの温湿度センサー(39.95ドル)を部屋ごとに置くと、家全体の温度ムラを見ながら空調を調整できる設計です。日本の住宅では用途が限られますが、「センサーを部屋ごとに置いて自動化する」という考え方自体は、日本で買える温湿度計とエアコン用スマートリモコンの組み合わせで再現できます。

ホームハブはHomePod mini 2とApple TV 4Kのどちらにするか

Apple製デバイスをそろえたデスク(Appleのホームハブ選びのイメージ)
Photo by Tranmautritam on Pexels

HomeViewが買えない日本では、Appleのスマートホームの司令塔、つまりホームハブをHomePod mini 2かApple TV 4Kのどちらかに任せることになります。ホームハブとは、外出先からの操作やオートメーション(時刻や在宅状況に応じた自動実行)を家の中で常時処理する役割の機器です。iPhoneだけではこの役割を担えません。

比較項目 HomePod mini 2 Apple TV 4K(第4世代)
日本価格 24,800円 49,800円
発売日 10月30日 11月13日
Thread(省電力メッシュ通信) 対応 対応
有線LAN なし ギガビットEthernet
カメラ映像の表示 不可 テレビにドアベル映像を表示
音声操作 常時待ち受け 遠距離マイク3基でハンズフリー対応
置き場所の自由度 高い(電源のみ) テレビの近くに限定

安定性重視ならApple TV 4K

ホームハブは常に通信し続けるため、有線LANでつなげるApple TV 4Kのほうが安定します。カメラの通知をテレビに出せる点も、家族がリビングにいる時間が長い家庭では便利です。もともとテレビ周りの機器を買い替える予定があるなら、ハブ役も兼ねてApple TV 4Kを選ぶのが効率的でしょう。

家中に置くならHomePod mini 2を複数台

Threadは、対応機器同士が網の目のように電波を中継し合う通信方式です。中継役になる機器が家の中に散らばっているほど、玄関のロックや寝室のセンサーまで電波が届きやすくなります。2階建てや廊下の長い間取りなら、HomePod mini 2を2台置いて上下階をカバーする構成が有効です。複数のハブがある場合は、Homeアプリが自動で1台を主役に選び、残りを予備に回します。

どちらも持たない人が最初に買うなら

初期費用を抑えたいならHomePod mini 2から始め、テレビの買い替えや動画視聴の強化を考えたタイミングでApple TV 4Kを足す順番がおすすめです。2台そろえば、Apple TV 4KとHomePod mini 2を組み合わせたサラウンド再生にも発展できます。

予算別・日本で今そろえるApple Home構成プラン

Home Collectionが届かない日本でも、Matter(メーカーを問わずスマート家電を相互接続するための共通規格)に対応した製品を選べば、Homeアプリでまとめて操作できます。予算ごとの組み合わせ例を3つ用意しました。価格は2026年10月時点の実勢価格の目安です。

プラン 構成 合計の目安 できること
3万円台:お試し HomePod mini 2+Matter対応スマートプラグ2個 約30,000円 照明や扇風機の音声操作・タイマー自動化
7万円台:玄関まで HomePod mini 2+スマートロック+ハブ+電球 約70,000円 帰宅時の解錠通知・外出時の消し忘れ防止
12万円台:テレビも統合 Apple TV 4K+HomePod mini 2×2+スマートロック+カメラ 約120,000円 テレビで来客確認・ステレオ再生・家中の自動化

実際に導入した人の間でありがちな失敗は、ハブを用意せずに対応機器だけ先に買ってしまうケースです。Matter対応製品の中にはメーカー独自のブリッジ(中継器)を経由しないとHomeアプリに出てこないものもあり、買ったのに登録できないという声は少なくありません。購入前に「Matter対応」の表記と、ブリッジの要否を必ず確認しておきましょう。

結局どれを買えばいいか Home Collectionの代わりになる日本向けMatter対応機器

Home Collectionの各製品に近い役割を、日本で販売されている製品で置き換えると次のようになります。いずれもHomeアプリからの操作を想定した組み合わせです。

SwitchBot ロック Pro(スマートデッドボルトの代わり)

日本の玄関の多くはサムターン(内側のつまみ)式で、SwitchBot ロック Proはそのつまみに上から貼り付けて回す後付け型です。工事が不要なので賃貸でも取り付けられます。単体ではMatterに対応しておらず、SwitchBot ハブ3などMatter対応ハブを経由してHomeアプリに登録します。本体は約16,000円前後、ハブと合わせて3万円台が目安です。

【Suicaカード解錠できる】SwitchBot スイッチボット ロック スマートロック ドアロックProセット スマートロックプロ Alexa対応 鍵 開錠 物理鍵 取付簡単 防犯対策 玄関 寝室 オートロック

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18,980円 (税込)

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SwitchBot ハブ3(サーモスタットの代わり)

エアコンや照明の赤外線リモコンをまとめて操作でき、温湿度センサーも内蔵しています。部屋の温度に応じてエアコンを自動でオンにする、という使い方はHome Collectionのサーモスタットとセンサーの組み合わせにかなり近い体験です。価格は約16,000円前後です。

Philips Hue スマート電球(照明の自動化)

Philips HueはHueブリッジ経由でMatterに対応し、Homeアプリから明るさや色温度を細かく調整できます。電球1個あたり約3,000〜6,000円で、まずはリビングと玄関の2か所から始めると効果を実感しやすいでしょう。

【公式】Philips Hue スマート電球 フルカラー e26 75w 100w| フィリップスヒュー スマート照明 LED 電球 アレクサ対応 1100lm マルチカラー 1600万色 電球色 昼白色 スマートライト 調光 調色 スマートホーム 間接照明 音声操作

【公式】Philips Hue スマート電球 フルカラー e26 75w 100w| フィリップスヒュー スマート照明 LED 電球 アレクサ対応 1100lm マルチカラー 1600万色 電球色 昼白色 スマートライト 調光 調色 スマートホーム 間接照明 音声操作

11,550円 (税込)

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Meross Matter対応スマートプラグ(家電のオンオフ)

コンセントに挿すだけで、つないだ家電のオンオフをHomeアプリで操作できます。Meross スマートプラグはWi-Fi接続のMatter対応モデルで、2個セットで約3,000〜4,000円と手頃です。最初の1台として失敗の少ない選択肢です。

Welcome Homeと日本のApple Homeに関するよくある質問

Q. HomeViewは日本で発売されますか?

2026年10月20日時点で、日本での発売予定は発表されていません。販売国がSiri AIの提供国と一致していることから、日本語版Siri AIの提供開始が前提条件になると考えられます。

Q. Apple Home Collectionを個人輸入して日本で使えますか?

技術的にHomeアプリへ登録できる可能性はありますが、技適マーク(国内で無線機器を使うための認証)の有無や、日本の電気配線・ドア規格との適合が不明です。故障時の保証も受けにくいため、慎重に判断したほうがよいでしょう。

Q. ホームハブは1台あれば足りますか?

ワンルームや2LDK程度なら、1台で足りるケースがほとんどでしょう。2階建てやThread対応機器を増やす予定があるなら、HomePod mini 2を追加して電波の中継役を増やすと安定します。

Q. 初代HomePod miniや第3世代Apple TV 4Kでもホームハブになりますか?

どちらもホームハブとして使えます。ただし第3世代Apple TV 4Kは、Threadに対応しているのがEthernet付きの128GBモデルだけで、64GBモデルはThread機器の中継役になりません。初代HomePod miniはThreadに対応しているので、今あるハブを使い続けても基本的な自動化は問題なく動くでしょう。新モデルへの買い替えは、音質や処理速度、サラウンド再生などハブ以外の機能に魅力を感じた場合で十分です。

Q. AndroidスマホでもAppleのスマートホームは使えますか?

Homeアプリは iPhone・iPad・Mac専用のため、操作の中心にはAppleのデバイスが必要です。家族にAndroidユーザーがいる場合は、Matter対応機器を選んでおけばGoogle Homeなど他のアプリからも同じ機器を操作できます。

Q. Home Collectionのカメラは月額料金がかかりますか?

録画にはiCloud+の契約が必要です。日本でもiCloud+の上位プランでHomeKitセキュアビデオ対応カメラを使えますが、Home Collection自体は日本での販売が案内されていません。

Apple Homeを日本で育てていくための次の一手

Welcome Homeは、日本の利用者にとっては「半分だけ届いた発表会」でした。それでも、ホームハブになるHomePod mini 2とApple TV 4Kは予約が始まっていて、Matter対応機器を組み合わせればHome Collectionに近い体験は今からでも組み立てられます。

最初の一歩としては、ハブ役を1台決めることです。テレビ周りを刷新するならApple TV 4K、まず手軽に始めたいならHomePod mini 2。そこにスマートプラグや電球を1つ足して、Homeアプリで自動化を1つ作ってみてください。日本語版Siri AIとHomeViewが届く頃には、家の中の土台がすでに整っているはずです。




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